ご挨拶 - 会長 一ノ宮 五郎 -
人は人生をどこでどうおくるか。
それは、人生の質を問う時に大切な要件であると思います。
すべての人は望む地域で、望む人生を実現するために日々努力をしていると思います。
多くの方は、自分自身の力と自分の拓いた人間関係の中で、その実現に向けて日々を送られていると思います。
しかし、中には様々な状況で自身の努力だけでは、切り開けない方々がいるのも現実です。
人は、一人では生きられません。人は人々の中で生きて、人とのかかわりの中で、初めて人間たる人生を歩んで行けると思います。
であるならば、どんな人も人から助けられたり、助けたりしながら生きているといえます。
「福祉」とは、専門職が利用者(クライアント)を支えるだけではありません。日々日常の中で普通に行われている、人が人を支え、助けることが「福祉」なのだろうと考えます。つまり、「福祉」とは特別な事ではなく、人々の「生活」の中に溶け込んでいるものではないでしょうか。
自身の努力だけでは切り開けない課題を抱え、生きづらさを感じておられる方々を、地域の方々の日常の中で、どの様に支えていけるか、その為のネットワークをどう組み、その仕組みをどう作れるか・・・
その為に、私たちは静岡県を中心に様々な専門職やCSWに関心のある一般の方々と、地域にコミュニティソーシャルワークの視点、考え方の基礎を広め共有するとともに、多職種間で顔の見えるネットワークの構築を目指して、講演会、事例検討会、各種セミナーを開催しております。
ひとえにその人が望む人生を、望む地域でおくり続けられるように・・・
活動と目的
1、目的
地域、高齢、障害、児童等のソーシャルワークに関わる専門職を対象として、研修会や事例検討会を定期的に開催し、地域にコミュニティソーシャルワークの視点、考え方の基礎を広め共有するとともに、多職種間で顔の見えるネットワークの構築を目指す。
そして、会員各自が、個別課題を有しながら地域で支援を必要としている方々に寄り添い、個別課題から地域課題を見出し各地域のソーシャルネットワークを構築することで、個別課題の解決を目指すことを目的とする。
2、沿革
2018年秋 | 有志がCSW静岡県東部研究会の発足へ準備開始 |
2019年 7月14日(日) | 第1回CSW事例検討会開催(会発足式)参加者:33名 |
2020年 2月9日(日) | 第2回CSW事例検討会開催 参加者:38名 |
2021年 2月7日(日) | 第3回CSW事例検討会開催 参加者:16名 Zoom開催 |
7月3日(土) | 第4回CSW事例検討会開催 参加者:82名 Zoom開催 |
11月6日(土) | 第1回シンポジウム開催 参加者:49名 Zoom開催 「自然災害(熱海市)・現場の声から学ぶCSWの視点」 |
2022年 2月5日(土) | 第5回CSW事例検討会開催 参加者:60名 Zoom開催 「個人情報保護法の基本的知識」 |
7月30日(土) | 第6回CSW事例検討会開催 参加者:107名 Zoom開催 「精神障がいの基本的知識と取り巻く環境」 |
8月20日(土) | 第1回研修会開催 参加者:76名 Zoom開催 「発達障害の基本的知識と取り巻く環境」 |
2023年 3月11日(土) | 第7回CSW事例検討会開催 参加者:52名 Zoom開催 「ヤングケアラーの基礎的知識と取り巻く社会的課題」 |
2023年 3月11日(土) | 静岡県コミュニティソーシャルワーク研究会第1回総会開催 |
7月22日(土) | 第8回CSW事例検討会開催 参加者:51名 Zoom開催 「精神障がいの基礎的知識と取り巻く社会的課題」 講師:静岡福祉大学 鶉領太郎講師 |
2024年3月23日(土) | 第9回CSW事例検討会開催 Zoomハイブリッド開催 「地域共生社会の実現にむけて」(重層的支援体制含む) 記念講演:日本福祉大学 原田正樹学長 |
3月23日(土) | 静岡県コミュニティソーシャルワーク研究会 第2回総会開催 |
7月20日(土) | 第2回研修会開催 参加者:30名 Zoomハイブリッド開催 「青年の就労支援の現状と課題」 講師:立教大学 コミュニティ福祉学部 特任教授 津富宏 教授 |
11月19日(火) | CSW実践報告会&意見交換会 参加者:41名 Zoom開催 |
2025年 3月8日(土) | 静岡県コミュニティソーシャルワーク研究会 第3回総会開催 |
3月8日(土) | 第10回CSW事例検討会開催 参加者:45名 Zoomハイブリット開催 「介護殺人の防止策について考える」 講師:湘南医療大学 宮元預羽様 |
5月31日(土) |
第2回会員の集い 参加者:25名 Zoom開催 |
9月20日(土) | 第11回CSW事例検討会開催 参加者:名 Zoom開催 「セルフネグレクト=その現状と対応方法~」 講師:東京医療保健大学 岸恵美子 教授 |
3、活動
・研修会、事例検討会の開催:毎年2回(基本は7月・2月)
→講師:各専攻の大学教授等(日本社会事業大学 菱沼教授:当会顧問)
・各種シンポジウムの開催
・各種専門職との交流、意見交換会の開催
・運営委員会(年6回程度)
※研修等ホームページ掲載協力団体
県社会福祉士会・県精神保健福祉士会・県介護支援専門員協会・県医療ソーシャルワーカー協会・県地域包括支援センター協議会・県社会福祉協議会
4、会員 42名(2024年1月1日現在過去研修参加人数:303名)
・静岡県を中心に各職域のソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員等)
・会費:3000円 ※事例検討会2部(県社会福祉協議会共催)のみ参加は無料
5、事務局
Tel: 080-2662-9272(会長 一ノ宮 五郎)
メールアドレス:cswshizuoka@gmail.com
HP: https://s-csw.com
6、ロゴ
【 ロゴの説明 】
・ロゴマーク=生きづらさを感じている方々を、地域のフォーマル、インフォーマルのさまざまな人・組織が、互いの短所を補い、長所を活かしながら有機的にネットワークを組みチームで支えていく姿をジグソーパズルに例えた。
(各ピース=赤色:本人家族を含めた地域の人々・組織 青色:医療 緑色:福祉 黄色:行政・制度)
・ロゴ文字=CSWの主役はご本人を中心にした地域の様々な人・組織であり、CSW自体は実体のないシステムであると捉え、心地よい春風を地域に送るイメージを書体に表現した。
(青色=誠実・公正を表す S=各々が各分野のスペシャリスト・静岡県 CSW=コニュニティーソーシャルワーク)
・会名=優しさと柔軟さそして信念を表す丸ゴシック体とし、色はロゴ文字より薄い青色で社会正義を表現した。